本日の礼拝献花でした。菖蒲の花でしょうか。
今日の徳山は、会員にご多用が多く、少ない礼拝でした。
それでも聖霊降臨祭、ペンテコステの礼拝が行われ、聖餐式も行われました。
今週、来週ともにシオン教会では以下の日程で礼拝が行われます。
5/22(日) 徳山10:45~
柳井10:30~
防府15:30~
5/19(木)には、
益田14:00~ 礼拝、
六日市19:30~ です。
いずれの礼拝にも、どなたでもご自由にいらして頂けます。
本日の説教要旨です。
「初心忘るべからず」の言葉があります。その言葉の存在理由は、人は初心を忘れ傲慢化するという前提と戒めでしょう。使徒言行録は「五旬祭」の日の出来事を告げます。これはユダヤの祭りの一つです。では、何を祭るか。元来この日は十戒授与を想起する日でした。そして春の時期に合わせて麦の収穫を祝いました。み言葉感謝、収穫感謝の日なのです。
この「五旬祭」を教会では「ペンテコステ」と言います。ペンテコステは今日、教会の誕生日と理解されています。聖書の続きを読むと、弟子たちが多国語で宣教する。彼らの故に、彼らに聖霊を給う神の故に、歴史の流れの中で日本伝道、先人たち、私たちに続く。ただ当初の弟子たちの初心はどうか。使徒1:12、目立たず、波風から逃れる隠遁の姿が記されていました。主の復活を覚えた者としては情けないのですが、その彼らに聖霊が下ります。
神の御業は不思議で私たちの思いを超えて働くのです。聖霊は風と炎のような姿と象徴的に記されています。この意味は、風が神の息、神の思いを、炎は滅却と新生の象徴です。単純化すれば、意気消沈していた弟子たちに神の息が供与。閉じこもる弟子たちの恐れや戸惑いを滅し、み言葉の宣教の新境地を示すということなのです。この後、当初は悪しき思いに満ちていたサウロも用いられ、パウロと改名し、それが私たちに続くのです。
自身にみ言葉が備えられた当初の日々は忘れ難いものです。聖霊の風と炎、私たちを鼓舞し、悪しきものを滅却し、私たちの新たな日々を創造する神様の御業は確かにあります。五旬祭、すなわちペンテコステは十戒、聖霊、み言葉を想起させるものです。み言葉や教会は只の言葉や建造物でないのです。神さまの命があるのです。初心は既に忘れても,これから出会うみ言葉,今用いる教会にある主の心を想起したいものです。愛の御心を。