上の写真は、防府チャペルのアドベント第一主日のものです。こちらは柳井チャペルの、アドベント第二主日のものです。
なお、柳井チャペルのアドベント第一主日の礼拝後に、京都からTさんという方が
来られたということです。その時ちょうど私は会議で他用でしたが、
柳井チャペルのKさんと親しい歓談の時を過ごされたということです。
またお出で下さい。
六日市のアドベントの様子はまた他日に行います。
12/13 日曜日 10時45分 徳山C礼拝
15時半 防府C礼拝
今日の礼拝メッセージ要約は以下の通りです。
■ マルコによる福音書 1章1~8節 (新約聖書61ページ)
■ 説教 「福音のランナー」
「防府マラソン」が、沿道応援の「自粛を要請」して、12/20(日)に行われる予定です。走破キロ数は42.195キロ。古代からのマラソンの距離となります。起源は紀元前5世紀、「勝利の知らせ」を手にした使者がマラトンからアテネまで42キロほどを走破したと言われます。その「勝利の知らせ」を、古代では「福音」と呼びました。さて「喜ばしい勝利の知らせ」との意味の「福音」を、マルコ福音書は冒頭で用います。伝える「使者」は、誰なのか。
その名はヨハネ。父親はユダヤの祭司家系(ルカ1:5~)。しかし息子であるヨハネの活動場所は、神殿(サドカイ派)でも農村(ファリサイ派)でもなく、「荒野」という人跡途絶えた場所でした。「ユダヤの全土とエルサレムの住民(5)」が、ヨハネを通して「罪を告白し、洗礼(5)」を得た。既存の神殿、農村を基盤に活動した諸派になかった何かが、ヨハネの活動にあったのです。律法の達成という「行い」に依らない「赦し」が得られることでした。
「行いに依らない赦し」とは、ルーテル教会も大切にしている「信仰義認の教え」にも重なります。それが洗礼者ヨハネによって伝えられますが、ヨハネは「やがて来られる方」を紹介します(7)。そのお方、主イエスは文字通り「福音のランナー」としてユダヤ中を走り回られるのです。「4つの福音書」における出発点はベツレヘム、目的地はエルサレムです。しかしそこを経て世界中を巡り経るのです。ついには、かつてあなたの元に着いたのです。
「私たちの派遣」でなく、あえて聖書に戻ります。洗礼者ヨハネの服装(6)は、奇をてらったものでなく、ユダヤの預言者の服装(列王下1:8 p576)でした。ヨハネは自身も預言者の一人としてわきまえつつ、「神の愛(悔い改め)」に根差す「無償の赦し」を伝えたのです。それが主によってユダヤの地やこの世に伝えられたのです。そのバトンを私たちは預かっている。原点は、主のバトンを託された人が駆け寄ったことです。そこから出発したい。