2015年12月20日日曜日

12/19 益田クリスマス礼拝と説教要旨



 いつもは徳山の献花ですが、今日は益田Cのクリスマス礼拝の様子です。
 12/19(土)に、益田教会でクリスマス礼拝が行われました。
 礼拝後には祝会が行われ、盛大なものとなりました。

 いつもは礼拝は3-4人で行いますが、この日は35名が集いました。

 今週も、また来週も礼拝は以下の日程で行われます。

 12/24(木) 
       徳山19:00~
       柳井19:30~
        クリスマス・イブ礼拝です。
 12/24(木)には、
       益田小浜で10:30~ 通常の礼拝、 
  12/25(金)には六日市で18:30~の礼拝です。


 12/27(日) 
       徳山10:45~
       柳井10:30~
       防府15:30~ 来週の礼拝も通常通り行われます。

 本日の説教要旨です。



【ルカ福音書13945節】
今の旅は手軽なものです。目的地までは最長でも二日あれば着きます。車や電車、飛行機などが旅の助けです。昔の旅は難儀なものでした。主の母マリアは受胎告知後、旅をしました。マリアがいたナザレから、旅の目的地はユダの町です。直線距離で120㌔でした。目的地は親類のエリザベトの家で、ひと月からふた月をかけた道中でした。

聖書は、ナザレからユダの町までのマリアの旅路を僅か一行で記します。マリアはしかし、本当に良く頑張ったのです。聖書はマリアの来訪を受けたエリザベトの喜びの姿を記します。エリザベトは高齢妊娠、マリアは未婚妊娠、世の中から斜に見られていた二人は、再会を喜びます。ここに相互の支え合い、助け合いの姿を見出せます。

二人の会話に、「主の言葉の実現を信じる幸い」がありました。ここでの主とは神さまです。でも、この二人の信じる過程は、信心一辺倒ではない。エリザベトの場合は、「私は老いています」と言います。マリアも先週の通り「あり得ない」と言います。疑いや不安を持ってしまうのです。でも、それでよいのです。立派な信仰や完全に委ねる思いはこの際不要なのです。不安の中でも、一篇の頼りを持つことが大事なのです。

マリアは3ケ月の滞在後、ナザレに戻ります。大まかな計算ですが、往復に4か月を費やしたものとすれば、合計で7か月です。更に身重の体で即座にナザレからベツレヘムへ2か月かけて行きます。この二つの旅は、マリアを奇異の目から守るためのものでした。神さまは、この一人の少女の人生の一場面を、良いように計らって下さったのです。本日は教会でクリスマスを迎えています。私たちは今日この日まで、いわば旅を続けてきました。また一週間の旅が始まります。神さまのお計らいの中で旅路を行くものでありたい。