2020年4月21日火曜日

4/18.19 礼拝堂

 4/18(土)の柳井礼拝堂です。
献品のあった古紙を届け、礼拝堂で讃美歌を歌い、祈って帰りました。
  4/19(日)の徳山礼拝堂です。セルフフォト。
 簡易礼拝式に従って礼拝を行いました。
4/19(日)の防府礼拝堂…の外の納骨堂です。
 こちらでも、礼拝堂で讃美歌を歌い、祈って帰りました。

 シオン教会(柳井、徳山、防府、六日市)では、5/6まで
 「礼拝の公開を中止」する措置を取っています。
 これは、「礼拝堂にて、一同に会する礼拝は中止」し、
 皆さまには「ご自宅ないしそれぞれの場所」で礼拝を守って頂くということです。

 慣れ親しんだ礼拝堂で、親しい方々と会することが出来ないことは
 まことに辛いものです。しかし今、感染症対策の最前線に居られる方々に、
 一層の負担を掛けないためにも、自宅において祈りを捧げることを
 大切と思い、この決断にいたりました。

 「ご自宅ないしそれぞれの場所」で礼拝をおこなうための「手引き」は、
 教会員各位には今週末に届くよう、手はずを整えています。
 またご希望の方には同様のものをお送りいたします。ご連絡ください。

 感染症対策にあたっておられる方々、
 ライフライン保持のために働かれている方々、
 介護職、教育関係職、為政の現場に居られる方々、
  お一人おひとりの働きを覚え、祈ります。

 本日の説教要約は下記の通りです。


ヨハネ福音書2019-31
今日読まれる「ヨハネ福音書」全体には、「過越祭」の描写が多くあります。これは「出エジプト」の手助けとなった古事、ユダヤの人々が出エジプトを為す際、「小羊の血」に導かれた出来事に由来する祭り(出エジ12)です。何かを為そうと思う時、そこには必ず神さまの支えや導きがあります。福音書を書いたヨハネは、主のありし日々を思い起こし、上記が「自分たち」に示されたことを思い出し、それを私たちに伝えるのです。「神さまの導きと助け」それは、今日の課題に直面する私たちにも同様に備えられます。

場面は(19)、主、復活の日曜日の夕方です。弟子たちの心配事は「ユダヤ人(19)」ここでは、「当時のユダヤ教宗教者の一部」という理解になります。恐れと不安の象徴としての「鍵かけ」を為す弟子たち。その輪の真ん中に主が立たれます。「主が、人間の恐れや不安と共に立つ」しるしです。主は弟子たちに「派遣 (21)」を語り、「息を吹きかける(22)」、これは「再創造(創造の古事は創世記)」の象徴です。しかし弟子たちは…。

この八日後(26)、再び滞在していた家に鍵をかけてこもっているのです。そこに、八日前に居なかったトマスも加わっています。加入したトマスの恐れが他の10人に移った、主の派遣の言葉以上にトマスが持ち込んだ恐れが大きかった、主の福音と派遣を受けた人間であっても、周囲の状況に流されてしまうのです。これは「人間の弱さ」と、「周囲の状況に流されること」を告げます。されど主は、繰り返し現れて下さいます。

聖書は「強くあれ」というような「人間性の刷新」を語ることはないと思う。むしろ、「強い方の同伴」という、「人間の思いの刷新」を語るのです。誰もが今回の出来事の「過越」を願っています。最前線でお働き下さる方の上に導きをも祈ります。そして私たち。「強い方」が共にあるので、何をしても良いということではありません。全てを導かれる「強い主(461)」「血を流された神の小羊」が、この出来事に直面する全ての方を導くことを思い、託されている働きを、日々行う。そのようなシオン教会の群れでありたい。