みどり・・・。
あか・・・。
来週は、それぞれのチャペルでは「全聖徒主日」が行われます。
今週、来週の予定は以下の通りとなります。
10/26 水曜日 18時 六日市チャペル礼拝
10/29 土曜日 15時 柳井チャペル礼拝
15時30分 防府チャペル礼拝
11/2 水曜日 18時 六日市チャペル礼拝
11/5 土曜日 15時 柳井チャペル礼拝
15時30分 防府チャペル礼拝
今週の礼拝説教要旨は、以下の通りとなります。
■ 説教 「懐かしい方々/そのままを見る主イエス」
「正しい神さま」との関りが、若い日々のルターを悩ませたことでした。かつてルターは、「神さまは正しい」→「神さまは自分に正しさを求める」だから「正しく生きねばならない」と考えつつも、「自分は正しく生きられない」という悩み(葛藤)を抱いていたのでした。しかし、主が言われる神さまや、主ご自身はそのような「正しさを求める生き方」を告げたでしょうか。この日私たちは「ザアカイ」を読み、主の時代やルターの事柄に思いを向けたい。
エリコの町は、南方、東方からの物資が行き交う、商業都市でした。この町に生まれた幼子は「清、正人」という意味の「ザアカイ」と名付けられました。彼は長じて「徴税人」の株を買い、ついに頭となったのです。「他国のため、自国民から血税を“だます(8)”」徴税人への感情は、想像するに易い。その感情は、例えば「群衆に遮られて(3)」との状況にも表れています。徴税人であった同労者マタイを弟子にした主への興味があったのでしょう。
エリコの町は商業都市。祭司も出入り(サマリア人の話)したことから、それぞれ専用の宿があったことでしょう。しかし「是非あなたの家に泊まりたい(5)」と主は言われます。久しく呼ばれなかった「二人称」の呼びかけで、普段は悪意の「三人称:あいつ」だったザアカイの心に、感動が起きたと思えます。ザアカイの噂は主の耳にも入っていたことでしょう。しかし主は、ザアカイに目を向けるのです。人の世の尺度でなく、そのままを見られます。
「回心のザアカイの生き方」は「罪赦された私たちの生き方」とも結びつきます。ここでのザアカイは殊勝です。しかし原点は、「神は正しく生きていなかったザアカイに、目を留めた」ことです。ザアカイに私たちは、古い、懐かしい自分自身を見出すかもしれません。ザアカイには赦しも、主イエスご自身も傍に、理解者として与えられました。人は絶えず、この主と共に軌道修正が必要な生き物なのでしょう。そのことを、続ける群れでありたい。