今年もアドベント(待降節)が始まりました。
赤いロウソクは柳井の、ロウソク台の「トロッケンゲビンデ」は益田の方の
捧げて頂いたものです。
ロウソク台の「トロッケンゲビンデ」は実は木の実の集合体です。
そして控えめな小さなロウソク。徳山の方の捧げものです。
子供向けアドベントクランツ。
本日も、礼拝が行われ、礼拝後には豚汁(トンジル、ブタジル)の愛さんが振る舞われました。
本日から徳山外のアドベントイルミネーションが点灯を始めます。
今週、来週ともに礼拝や集会は以下の通りに行われます。
いずれの集会、礼拝にもどなたでもご自由にお越し頂けます。
11/29(火)徳山C聖書の学び
15:00~16:00
12/1(木)には、
益田にて、小浜礼拝13:00~
益田教会では 14:00~ 礼拝、
六日市礼拝 19:30~ です。
12/4(日)徳山10:45~
柳井10:30~
防府15:30~
本日の礼拝のメッセージです。
【マタイ福音書21章1-11節】
しばらくの間、礼拝ではマタイ福音書からの説教を聞きます。この福音書の特徴は、旧約聖書からの引用が多いということです。だがマタイも人で、引用に一か所の間違いがあります。本日の聖書9節の出典はゼカリア書。元来は「雌ロバの子であるロバ」に乗る方としていますが、マタイは「子ロバに乗る」と記載しています。明らかな間違いですが、この間違いを主も神さまも有効に用いて下さるのです。本日、記されている意味を聞きたいのです。
そもそもなぜ主は乗り物にロバを選ばれたのか。勇猛さや栄誉でなく、柔和さの象徴として選ばれたのです。ここまではどの福音書も同じですが、ここからが違う。マタイでは主は、ロバと子ロバに乗るのです。有体に言えばマタイの引用間違いから来る主の選択ですが、これは結果的に主の生き方と重なります。子ロバの元来の役は荷物運搬です。マタイの間違いは、荷物運搬用の子ロバと主とが重なる奇跡へと結びついたのです。子ロバは荷を運ぶが、主は人を担うと。有名なマタイ11章の聖句がここで反映。どんな過ちも神は益とする。
マタイ福音書には「疲れた者…」の聖句があります。主は世の人や重荷を負う方ですが、その方がやがて降誕されるのです。もしかしたら主の選択はロバであって、子ロバとの出会いは意図しなかったかもしれません。だが神さまは聖書の中でも、マタイやロバを運んだ人の間違いを受容し、間違いをむしろ主の生き方を輝かす栄光の器として用いるのです。
主はご自分の前にあるものを用いられた。それはすなわち、私たちをも用いられるということです。一体、私たちの何が用いられるのでしょうか。私たちの賜物、具体的な奉仕と挙げることが出来ますが、何も出来なくなったとすればどうか。大丈夫です。主は、目の前のロバをどう用いるか、お考えになった方です。何が出来るか、元気なときはそこに思いを至らせ、為し得ないと思える時は、居るだけで良い。不思議な形で用いられます。